暖かい季節になると、元気になる雑草の対策で手間がかかります。以前は、草刈り機を使用して出来るだけ地面の近くから草を刈っていました。その理由は、同じ草を刈るのであれば出来るだけ雑草の根元から刈ってやろうという心理からです。
今回の作業で行うのは『高刈り』と言われる作業です。『高刈り』以外に『地際刈り』と言われる刈り方もあります。
2つの方法、共にメリットとデメリットが存在するのは確かです。どちらも理解してほしく思います。
この記事では2023年の春~の『高刈り』を行った様子を記述します。
今回は『高刈り』の体験を書くので読んで下さい。
高刈りの方法(高刈りとは)
「高刈り」の方法は、地面から5~8cmの高さで雑草を刈ります。
(ネット情報では10~12cmという情報もあります)
その理由は成長点と言ってもワカラナイ人も居ると思うので説明します。
成長点は、雑草の茎が分かれる部分だと考えて良いでしょう。
広葉雑草は、地面から数センチの高さで分かれます。
それに対して、イネ科の雑草は地面から出た部分から複数の茎に分かれています。
結果、広葉雑草の成長点は地面から数センチの高さにあり、イネ科の雑草の成長点は地面ギリギリと考えてください。
成長点を刈ると成長速度が遅くなります。
逆に成長点を残すとそのまま成長します。
「高刈り」に良い処がないようにも思えますが、メリットとデメリットのどちらもあります。
高刈りのメリットとデメリット
高刈りによって、広葉雑草を増やしイネ科の雑草を減らすと言われています。
広葉雑草とイネ科の雑草では、成長点を残した時の成長速度はあまり変わりないという情報があります。
デメリット
雑草の成長点刈らずに残すので、広葉雑草とイネ科の雑草は元気に成長します。
結果、一ヵ月程度での草刈りが必要なるので、草刈りをする回数が増えます。
メリット
地面よりも5~8センチ高い位置で、雑草を刈るので小石などの障害に当たる可能性が低く、チップソーの消耗を抑えられます。小石などの飛散が減ります。草刈りをする回数が増える分、刈った草の量が減ります。
デメリットの草刈りをする回数がクリアできた時に、「高刈り」の良さが生きてきます。草刈りをする回数が増えることにより、広葉雑草に太陽の光が当たります。結果、イネ科の雑草を減らすことになります。
イネ科の雑草が減れば、イネ科の雑草を好む害虫を減らすことができます。
高刈りの効果
自然の虫対策、自然の動物対策になる可能性があります。
「高刈り」を始めてスグに効果が出るとは思わないで下さい。
虫対策
高刈りすることによって、広葉雑草を増やしイネ科の雑草を減らすと言われています。イネ科の雑草を好むカメムシを減らすと言われています。
動物対策
何故、高刈りが自然の動物対策と思われる人も多いでしょう。
通常の刈り方でも高刈りでも草刈りして雑草を少なくしていると、自然の動物は隠れる場所がないので他の土地に行くハズです。
動物がいたとしても、人の目に入りますので危険を回避することが出来ます。
通学路の横に雑草が多い土地に猪の子(うり坊)が居たので話題なりました。
これこそ、草刈りの回数が増えれば問題ないようにも考えています。
高刈りのレビュー
2023年04月03日 | 【草刈り体験】草刈り機を使って高刈り!1回目レビュー |
2023年04月23日 | 【草刈り体験】草刈り機を使って高刈り!2回目レビュー |
まとめ
残念ながら、レビューで使用している土地にはイネ科の雑草は少ないのが事実です。
先ほど、「草刈りの回数が増えれば動物対策にはなると考えています。」と書きました。
しかし、通常の刈り方で回数が増えればチップソーの消耗が抑えられず、消耗するのは明らかです。
このチップソーだけを考えても、メリットは存在すると考えます。